6月1日から配布の一般入場整理券は、好評につき予定枚数に達し配布を終了しました。


 清水みなと祭り実行委員会では、徳川家康公顕彰四百年祭の一環として、今年「ヒューマンセッション2015 一万人の港響曲」を開催します。
 1992年(平成4年)の第45回清水みなと祭りの記念事業で開催された『ヒューマンセッション92 一万人の港響曲』の中から、いくつかの楽章をピックアップし、オーケストラ、吹奏楽、合唱、踊りなどの市民団体に加え、江戸芸かっぽれ、和太鼓、次郎長道中も参加して家康公を称えます。
 また、今回は最終楽章として、阿木燿子さん作詞、宇崎竜童さん作曲の新曲「富士山の如し」が発表されます。提供されました。
 多くの市民が宇崎竜童さん・阿木燿子さんと共に作り上げる雄大なフィナーレを、ぜひお聞き下さい。


 新曲『富士山の如し』は、徳川家康公顕彰四百年祭の記念事業として開催される「ヒューマンセッション2015 一万人の港響曲」で演奏される新曲として、作詞を阿木燿子さん、作曲を宇崎竜童に依頼して作られました。
 曲は、その時々によって様々な姿を見せながらも、時代を超えて雄大な姿を見せる富士山の姿に、戦乱の時代を終わらせ、平安な時代をもたらせた徳川家康公の姿を重ね合わせた、徳川家康公賛歌となっています。
 この楽曲を、静岡市で活躍する杉浦邦弘氏が、オーケストラ、吹奏楽団、合唱団、ピアノ・ベース・ドラムスのリズムセクションとヴォーカルのソロによる壮大な“交響的絵巻”として完成させました。
 2015年7月11日 (土)、静岡市清水文化会館マリナート 大ホールで初演されます。

 清水みなと祭り実行委員会では、1987年(昭和62年)の第40回清水みなと祭りの記念事業として、 宇崎竜童さん作詞・作曲、櫻川ぴん助さん振り付けの『港かっぽれ KAPPORE FUNK』を発表しました。


1992年、清水港日の出埠頭で行われた『ヒューマンセッション'92 一万人の港響曲』の様子

 その5年後、「港かっぽれ」の作曲者・宇崎竜童氏の企画発案によって、第45回の記念事業として発表されたのが「ヒューマンセッション」という、清水みなと祭りオリジナルの楽曲です。
 この「ヒューマンセッション」は、企画から完成まで約1年間を費やしており、一般から公募した曲のタイトルも『一万人の港響曲』と決定。第45回清水みなと祭りに、日の出埠頭の特設ステージにおいて「ヒューマンセッション92 一万人の港響曲」として発表されました。

 この「ヒューマンセッション」は8つの楽章からなり、清水市内の音楽・芸能等の団体が一堂にそろって演奏する形態をとっていますが、市民の手によって開催される毎に様々な工夫がなされ、清水みなと祭りのプレイベントとして、グランシップで開催された2001年の公演まで10年続けて演奏されました。
 その後も、2003年の旧清水市・旧静岡市の合併による『新市・静岡誕生記念祭』(グランシップ)や、2012年の第65回清水みなと祭りの記念事業『かっぽれ港響曲』(マリナート)でも演奏されています。

第1楽章「陽  光」(オーケストラ)

オーケストラによって演奏されるこの曲は、清水の夜明けをイメージして書かれており、遠くから聞こえてくる笛の音や太鼓の音などが次第に高まりをみせ、大きなうねりとなります。

第2楽章「魚影の彼方」(吹奏楽)

再開発が進み近代化していく一方で、漁業基地としても全国有数の水揚げを誇る清水の港、この楽章ではそんな海に生きる人々の生活がイメージを吹奏楽で演奏します。

第3楽章「羽衣の舞」(オーケストラ・合唱・詩吟)

清水市の観光名所である「三保の松原」に伝わる「天女の羽衣」をイメージした曲です。合唱とオーケストラによる演奏の途中に、詩吟による「清水八景」が演奏されます。
後にこの曲をモチーフに、阿木燿子さんの詞をつけた混声合唱曲「羽衣舞」が誕生しました。

第4楽章「シーウインドマーチ」(マーチングバンド)

マーチングバンドによる軽快な音楽です。第45回の発表当時は、県の警察音楽隊や高校、中学、幼稚園までの多くの団体によって演奏されました。

第5楽章「海  風」(太鼓・神輿)

神輿のねりに続いて大太鼓のソロ(第45回は宇崎竜童さんが演奏)、そして勇壮で豪快な太鼓の総打ちへと続きます。

第6楽章「志みず道にて」(オーケストラ・木遣り)

清水の懐かしい町並みや生活をイメージした、静かな曲です。オーケストラによる演奏の間に、木遣りの演奏が入ります。

第7楽章「活惚レゲエ」(バンド・ヴォーカル・踊り)

第46回「清水みなと祭り」から、市民参加の踊りの曲として使われている、清水っ子にとってはお馴染みの曲です。

第8楽章「ヒューマンセッション '92」

第1楽章から第7楽章までのフレーズ、そして演奏団体の殆どが参加する壮大な楽章です。

※上記の内容は1992年の公演の情報です。